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  special | THE☆タイのスター | チャイナドールズ

チャイナドールズ&ヤーヤー・イン  
コケティッシュな魅力でタイのみならずアジア各国で大人気のChina Dollsと、妖艶な雰囲気を放つ実力派歌姫ヤヤ・インが揃って来日してライブを行った。
過去に企画モノのユニットを組んだこともあり、とにかく仲良しの3人。そんな彼女たちのスペシャル・インタビューとライブレポートをたっぷりお届け!

スペシャルインタビュー

日本のファンはみんな礼儀正しいし、すごくかわいい!

 本国タイのみならず、アジア各国では絶大な人気を誇るChina Dolls。そして、最近ル─クトゥンのカバーアルバムをリリースし、新たな魅力を打ち出したヤーヤー・イン。待望の東京でのライブのために来日した3人に、日本の印象、日本のファン、そして今後のことについて話を聞いた。

──つい先ほどファンイベントが終わったところですが、イベントはどうでした?

ワーワー:前に一度大阪でライブをしたことがあるんだけど、その時は今日みたいにファンと交流することはなかったの。だから今回、すごく近くで日本のファンたちと交流ができてすごく感激だったわ。

ベル:今までインターネットなどを通じて交流してきたけど、実際に会うことができてとってもうれしかったー!

──スペシャル・ゲストとしてヤーヤー・インさんもイベントに登場しましたね。イベントはいかがでした?

イン:日本で私のことを知ってる人はほとんどいないと思うけど、すごく暖かく迎えてくれてうれしかったです。

──タイのファンと日本のファンは何か違う部分はありましたか?

ワーワー:私たちはタイに住んでるからタイのファンはもちろん素敵なんですけど、日本のファンもすごく愛らしいです! 日本のファンはみんなものすごく礼儀正しくてきちんとしてるし。私たちが歌うのに困った時なんかは一緒に一生懸命歌ってくれたりするしね。

──3人とも日本に来るのは初めてではないんですよね。

イン:子供の頃に一度大阪に来たことがあります。その時は地下鉄に乗って迷子になってしまって、ものすごく心細くなった経験があるわ(笑)。でも、お仕事で来るのは初めてです。

ベル:2年前に大阪でライブをやった時に来ました。

──でも、東京に来るのは初めてなんですよね。大阪と比べて東京の印象はどうですか?

ワーワー:東京はみんな忙しそう。っていうか、みんな急いでるよね。すごく歩くのが速いし、男の人はみんなスーツ着てるし。

ベル:あと、大阪の方が派手な感じ。

ワーワー:そうそう。大阪の方がリラックスした服を着てる!

──確かに大阪の人たちは派手ですよね。ファッションも独特な人が多いですよ(笑)。3人ともファッションにはすごく興味があると思うんだけど、どんなファッションが好きですか?

ワーワー:私はこういうファッションが好き(写真のピンクの衣装)。今日履いてるミュールは自分のものなんだけど、すごく気に入ってるの! ひらひらした女の子らしいファッションが好き。バービーちゃんみたいなね。ベルはカジュアルな服装が好きだよね。

ベル:うん。ゆったりした動きやすい服装が好きかな。

イン:私はスタイルがよく見える、かっこいい感じのファッションが好きで、そういうものを選んでます。

──日本の女の子たちのファッションはどう思いますか? さっきイベントで「タイの女の子よりも日本の子たちの方が派手」みたいなことを言ってましたが、私からするとタイの女の子の方が派手な印象を受けますよ。ビビッドな色使いの服を着ていたり、南国のせいかキャミとかノースリーブのワンピースを着てる人が多いですよね。でも、日本の子たちはモノトーンの服を着てる子が多くて地味ではないかと…。

ワーワー:そんなことないわ。日本人の服はすごくきれい。タイとは全然違う。それにアクセサリー使いがうまいと思う。日本の服はデザインも質もいいし。デモ、タカイ。ショウガナーイ(日本語で)。

ベル、イン:ショウガナーイ(笑)。

 

 

China Dolls

Profile

タイと台湾のハーフ“ワーワー”と、タイと中国のハーフ“ベル”の2人組ユニット。’99年、『ムアイ・ニー・カ(中国娘)』でデビューを飾り、2000年リリースの2ndアルバム『チャイナ・モア』で、タイ中の音楽ファンの心をさらった。彼女たちの魅力はなんといっても、キャッチーでノリのよいダンス・サウンド、タイ語、中国語、日本語などをごちゃ混ぜにした歌詞、ヒップホップやラテンなどあらゆる音楽ジャンルを網羅したサウンドにアリ。

──今回は何か買い物はしましたか?

ワーワー:時間がなくてまだ何も買ってないの。一番最後の日にショッピングする時間が少しあるから、その時に買うつもり。

──どこに行きたい?

ベル:渋谷の109に行きたい!

──どこかお気に入りのブランドはあるのかな?

ベル:日本のお洋服で有名なブランドってありますか?

──109に行くつもりなら、その中に入っている「moussy」はすごく有名。特にジーンズ類はものすごくスタイルがよく見えることで大人気ですよ。

ワーワー:ぜひ行ってみるわ。いつも気に入ったものを見つけたら買うっていう感じだから、ブランドとか気にしてないの(笑)。化粧品なら資生堂が大好き。化粧品は私たちに合うようなかわいいものがいっぱいあるから、買い物するのが楽しみ。

──ベタな質問ですが、今回来日して食べた日本食は何ですか?

ワーワー:ご飯の上に卵が乗ってるやつを食べたわ(親子丼と思われる)。おいしかった。日本のお米はタイのお米と全然違う。あと、回転寿司。

イン:お寿司大好き。コレステロールがあんまりないから太る心配もないしね。

ワーワー:あとね、パンの部分がご飯になったハンバーガー(モスバーガーのライスバーガーと思われる)。アロイマーク! スゴクオイシイ。それから、お菓子のパッケージもみんなかわいいくて、パッケージだけでおいしい気分になっちゃう。セブンイレブンで1時間もあれこれ買い物しちゃいました(笑)。

──セブンイレブンで1時間も買い物とはすごすぎます(笑)。3人とも食べることが好きみたいなのに、すごくスタイルがいいですよね。それぞれ何かしていることなどはありますか?

ワーワー:私はヨガをやってます。インドの先生に習ってて、よくヤーヤー・インを誘って行ってるの。

イン:そうなの。よくワーワーと一緒にヨガをしに行ってるんですけど、先生がものすごく厳しいんですよ!

──ベルさんはヨガはしないんですか?

ベル:あまりしないです。私は水泳が好きなので、よく泳ぎに行ってますね。

──話は変わりますが、今度チャイナドールズとヤーヤー・インさん、それからあと2人のアーティストと一緒にアルバムを出すそうですね。

 

ワーワー:そうです。『2005 Tiwa Hula Hula』っていうタイトルのダンス・ポップのアルバムで5月10日にリリースされるの。チャイナドールズ、ヤーヤー・イン、kat、ジェニファーの5人が参加してます。明日のライブが終わったらすぐにタイに帰ってそのアルバムの記者会見をする予定。katとジェニファーはダンスがすごくうまいので、ダンス・アルバムはぴったり!

──聴き所を教えてください。

イン:全部が聴きどころよ(笑)。

ワーワー:このアルバムは作るのに時間がかかりました。いいものに仕上がったと思うからぜひ聴いてほしいな。

──ファンの人はみんな気になってると思うんですが、企画もののアルバムではなく、それぞれの単体のアルバムをリリースする予定は?

イン:私個人の新しいアルバムとしては10月を予定してます。でもまずは5人で作ったアルバムをいいものにして、それから自分のアルバムに取りかかるつもりなので、まだ何とも言えないわ。

ベル:自分たちのアルバムに関してはまだ何も決まってないです。プロデューサーとも話してるんだけど、まだ良いアイデアが浮かばないの(笑)。

ワーワー:今までは次々にアルバムを出してたんだけど、今はやりたいことをじっくり考えてから出したいと思っているの。

──自分たちではどんなことをやってみたいと思ってるの?

ワーワー:ロック! 次はロックがいいなあって思ってるの。それで、日本人のプロデューサーを迎えたい! 中国の歌、タイの歌と歌ってきたので次は日本語の歌が歌いたいです。

──では最後に日本のファンにメッセージをお願いします。

ワーワー:応援してくれて本当にうれしいです。会えなくてもウェブサイトでメッセージを残してくれたり、自分で私たちのサイトを作ってくれたりとか。私たちのことを忘れてないんだって思うとうれしいです。どうもありがとう。

ベル:もっとしょっちゅう日本に来たいです(笑)。

イン:お仕事では初めて来ましたけどよろしくお願いします。ぜひ私のアルバムも聴いてもらえるとうれしいです。

 

YsYa Ying

Profile

タイの人気女性コディアン、ノーイ・ポガムの娘で、シンガーとしてだけでなく、女優としても活躍中。’99年にアジア各国の楽器を取り入れたオリエンタルなアルバム『ヤーヤー・イン』でデビュー。その後もシタールやアラブ音楽を織り交ぜたノリの良いダンスポップ・アルバムを2枚リリースし、多くのファンの心を掴んだ。最新作『WAN WAAN』は、なんとタイの民族音楽であるルークトゥンのカバーアルバム。新たな魅力を打ち出した。



ライブレポート
Welecome To Tokyo!

China Dolls Special Guest YaYa Ying

ファンサービスたっぷりのアットホームなライブ

【写真提供:(C)Thai Poppers Paradise,Sawadee music】

 ついに東京でChina Dollsがライブを行った! しかも、息使い、生声が聞こえてきそうなほど近いクラブという空間で彼女たちを1日3公演も見られるのだ。こんなチャンスは二度とないとばかりに集まったファンたちが、開演前からフロアをびっしりと埋める。

 フロアの客電が消えると同時に、フロアに流れたメロディはなんと「国王讃歌」。まるでタイで行うコンサートのような演出で、ファンの気分をいきなり煽る! そして登場したのはヤーヤー・イン。黒のトップスにスパンコールのホットパンツ姿がセクシーだ。セクシーかつキレのあるダンスと共に、しっとりとしたルークトゥンのバラード、スウィートなメロディが美しいヒップホップ/R&Bナンバー、そして激しいダンス・ナンバーへと次々に畳み掛けていく。確かにまだ日本での知名度はほとんどないかもしれないが、表現力豊かなボーカリゼーションとステージングで、フロアのファンたちの心をしっかり掴んだ。

 次にステージに現れたのはお待ちかねのChina Dolls。2人がステージに登場すると会場の熱気は一気に上昇。3ステージとも違う衣装で登場すると言っていた2人だが、1回目の公演では黒のパンキッシュな衣装を着用し、とにかくキュート。「Hey Mon Dee」「Kao Man Rac」と、ちょっと大人っぽいR&B風ナンバーを2曲続けて歌い、中盤では「Tom Yam」の中国語バージョン「酸辣湯」を披露。1曲歌い終わるたびにMCをはさみ、とにかくゴキゲンな2人。それぞれソロで歌ったかと思えば、「恋のバカンス」を完璧な日本語で歌いきるなど、サービス心満点だ。最後は彼女たちの代表曲ともいえる「Oh Oh Oh」「Muai Nee Ka」を、会場全体で大合唱! アンコールでは再びヤーヤー・インも登場し、3人で歌う「H.N.Y」で第1回目の公演は幕を閉じた。

 実はこの日、24歳の誕生日を迎えたベル。3回目の公演では彼女のためにケーキが登場するサプライズも。そして、クライマックスではワーワーが感極まり泣き出すと場面も見られた模様。ファンにもとってもChina Dolls、ヤーヤー・インにとっても想い出深い1日になったことは間違いない。

China Dolls DVD&CD発売記念イベント

2005.04.16 渋谷CLUB SIMOON

 赤坂CLUB AREJUでのライブの前日、渋谷CLUB SIMOONでファンイベントが行われた。予定時刻を1時間ほど押した頃、China Dollsがファンたちの間を通って登場。2人とも目の醒めるような鮮やかなピンクの衣装を着用しており、まるでお人形さんのようにキュート!

 イベントは日本の印象、5月10日にリリースされる企画アルバムの話などのトークショー、サイン会、秘蔵映像の披露、ポラ撮影会など盛りだくさん。しかも後半では翌日のライブのスペシャルゲストとして登場するヤーヤー・インまで登場。終始笑いっぱなしでとにかく楽しそうな2人が印象的だった。

 こんなに間近で直接サインを書いてもらったり、ポラに一緒に収まることができたアナタは間違いなくラッキーです!