デ・ナガ・チェンマイは、チェンマイ旧市街にオープンした新しいホテルだ。最近のホテルにしては珍しく部屋数が少なく、全55室。しかし、これくらいのほうが団体客が入らず静かで落ち着くし、サービスも行き届くというもの。スタッフがすぐに顔と名前を覚えてくれる利点もある。 部屋のタイプは4種類で、どれも古き良き時代の北タイ様式をアレンジしたデザインになっている。おすすめは1室しかないナガ・スイートだ。建物の屋上にある一戸建て形式のスイートルームで、天井の高い72平米の部屋の中には大きなベッドと横になってテレビが鑑賞できる専用のソファベッド、そして広いバスルームがある。10人くらいは優に泊まれるほど大きいが、定員は2名(+子供)。この広さと豪華さ、質感の高さは室料を充分に上回っている。 こうしたコストパフォーマンスの高さはすべての部屋に言えることで、どのタイプの部屋もしっかり造られている。新しく建てられたタイのホテルは手抜きが多く、見かけは立派でも安普請が目立つがこのホテルは違い、真面目にいいものを造ろうとした関係者の誠意と努力が感じ取れる。 ミニバーは全部屋に備えられているが、ほかのホテルと違うのは、ビールを含めたいくつかの飲みものとスナックが無料でサービスされていること。気持ちの問題ではあるが、冷蔵庫の中のものを気楽に取り出せるのはいいものだ。 立地は最高で、繁華街から有名寺院、ナイトスポットに至るまで、どこでも歩いていくことができる。日曜は、すぐ北のラーチャダムナン通りでナイトバザールが開かれ、ちょっとした散歩気分で縁日を楽しむことができる。 部屋数が少ないので満室になることが多いのが玉に瑕だが、事前にしっかり予約して、北タイの伝統とホスピタリティを堪能したい。