プラオ・プー・ファー・リゾートはタイ北部の山岳地帯に構えるリゾート型ホテルだ。場所はチェンマイ市街の北メーリム郡の山の中で、立地点の標高は1,150メートル。平野の多いタイ国内では充分に高地だろう。
なにもしなくても、ただ宿泊するだけで自然と一体化できる──それがこのホテルの魅力だ。一年を通して気候は冷涼で、空気はとても澄んでいる。夜間は亜熱帯の国とは思えないくらい冷え込むが、それがまた楽しい。
部屋はヴィラ形式になっていて、各戸にテラスが付く一戸建てだ。窓は大きく光と風の通しがよく、ベッドは広く清潔に調えられている。バスルームも普通のトイレ付きシャワールームのように窮屈ではなく、すっきりすがすがしい。
部屋の前は広い庭。そしてそのまま自然の山へと連なっていく。背後に広がるチェンマイの山々の風景が見事だ。こんな高地なのにプールもあって、緑豊かな山の中で泳ぐ格別の気分が堪能できる。
レストランで出される料理が非常においしいのもこのホテルの特筆点だ。メニューは北部タイの名物が中心になっていて、味は抜群。山の幸も豊富で、野菜は鮮度がよく歯ごたえもしゃっきり。
山の中ゆえ徒歩で行動できる範囲に観光名所はないが、生い茂る木々や植物は一日中見ていても飽きない。喧騒から脱出し、ここで数日を過ごせばタイが豊かな自然に満ちあふれている国であることが再確認できるだろう。
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