ナコーン・パノムは小さな町で、ホテルは数少なく総部屋数も多くはない。そんな中、全112室を擁する大型のメー・ナーム・コーン・グランド・ビューは、この町ではトップのカテゴリーに入るホテルだ。名前のとおり、ホテルはメコン川に面している(メー・ナーム・コーン=メコン川)。イベントなどでよほど部屋が埋まっていない限り、無条件で東向きの景色のよい部屋に入れてくれるだろう。地方都市なので英語は通じにくいが、スタッフはイサーン特有の親切さで接してくれる。
部屋は明るく清潔で、東向きの部屋は全室テラス付き。窓も大きく、室内からでもメコン川の流れとラオスの風景を眺めることができる。対岸はカムムアン県のターケーク。月が昇ればメコンの川面に光が反射して幻想的な眺めとなる。隣接するビューコーン・レストランはホテルと同経営だ。メコン川に沿って発達している町だが、川に直接面しているレストランはわずかしかない。昼はまだしも夜のメコン川は真っ暗で景色はまったく楽しめないが、星明かりに浮かぶ川の流れには言葉にできない情緒が漂う。
名物料理はもちろんこの町特産のプラー・ブクだ。漁が制限されているのでいつも注文できるとは限らないが、たとえプラー・ブクがなくともメコン川には食べて美味しい魚が多く生息している。イサーンの豊かな自然に感謝しながら山と川の特産の料理を堪能しよう。1階にはタイ式のカフェーがあり、夜はステージに歌手が立ってローカル歌謡曲を歌ってくれる。早めに眠るのがもったいないと思うなら、ここでビールでも呑みながら旅情を感じてみるのもオツなものだ。