タイ王国ドットコムへようこそ!

タイ王国に関する情報サイトです。タイ王国への旅行にタイ王国での生活にぜひご活用ください。
Yahoo!ブックマークに登録
モバイル名古屋

タイ王国ファンクラブ

観光 | 遺跡・寺 | バーンプリー
バーンプリー
   
 
 

仏様参詣とバーンプリー古代市場観光
信仰の拠り所である3人兄弟の仏像
最近、昔の景観を再現したスタイルの観光が盛んになり、多くの地域で一度はタイ社会から消えかけた水上マーケットを含めた昔ながらの市場が復活している。また、国や地方自治体もこれを全面的に支援しており、何か特徴のあるものを持っている地域はそれをセールスポイントに観光客を呼び寄せようとしている。観光が活性化すればその地域は仕事も増え、収入も増えるというわけだ。
今回はバンコク郊外にある古代市場をご案内しよう。そうそう!今回の旅行は市場のグルメだけでなく、サムットプラカーン県バーンプリーの人々の信仰の拠り所にもなっている仏様もお参りしたい。
仏像に関しては、このような言い伝えがある。昔、3体の兄弟仏像がプラーヂーンブリー県から川を流れて来た。長兄とも言える1体目はメークローンにあるバーンレーム寺に、次兄である2体目はチャチュンサオ県のサートーン寺に流れ着いた。そして、3体目の末っ子はサムットプラカーン県、バーンプリー寺に流れ着いたのだ。その後、この3体の仏像はそれぞれの流れ着いた地でとても御利益のある仏像として人々の信仰の拠り所となり、今では、日々各地から大勢の人が参詣に訪れてる。3体目の仏様は、現在バーンプリーヤイナイ寺に安置されている。
毎年10月初旬、旧暦11月白分14夜(満月の前夜)、バーンプリーヤイナイ寺では、ラップブア(蓮投げ)祭りが行われる。サムローン運河に沿って仏像を祀って行列を作り、両岸の住民がお供えとして仏像を祀ってある船に蓮の花を投げ込むのだ。蓮の花がうまく船に乗れば縁起の良いことが起こる印で、願いが叶うと言われている。
 

140年の歴史を持つ水上マーケット
大仏の他、バーンプリーの人々が誇りとしているのが140年の歴史を持つ市場。サムローン運河沿いにある水上マーケットで、昔は運河沿いに住む人々は水上交通を主に利用していた。この水上マーケットも、他の地区にある水上マーケット同様、以前は非常に栄えていた。しかしながら、社会が変化し、道路が造られ、車が増えると、多くの水上マーケットが衰退していった。
しかし、このサムローン運河にあるバーンプリー水上マーケットは、時代に呑み込まれることなく、今も昔のまましっかり息づいている。バーンプリー水上マーケットは特別に大規模な市場というわけではない。古い木造市場で、サムローン運河に沿って約500メートルほどの歩道がつくられている。何よりこの市場の魅力は、市場の持つ霊験あらたかな雰囲気、クラシックな雰囲気に触れることで、誰もが皆、自分の若かった時代を思い出すようなノスタルジックな感覚に浸れるところにある。もう今はないと思えるような昔風の薬屋、子どもの頃に遊んだくじ引き、カニや魚の絵の描いてあるサイコロ、木の皮で包んだ油粘土でできた松明、白く洗い上げるために使われた藍入りの洗濯石鹸など、30代40代以上の年代の人の記憶からも徐々に消えているであろう色々な日用品が並んでいる。その他、市場には、食事からデザートまでおいしい食べ物が味見し切れない、選びきれないほど沢山ある。そして、欠かせないお土産品といえば、ほどよい塩加減で、大きく身がしっかりとしまっているサリットだ。この魚を揚げて、温かいご飯と一緒に食べたら、いくらでもいけちゃう味だ。
週末、もし時間があったら、是非大仏様にお参りし、水上マーケットに寄ってみよう。御利益も十分いただければ、心もお腹も十分満たされること間違いなし。
 
   
   
バーンプリー
●場所
  バーンプリー古代市場はバーンプリーヤイナイ寺付近のサムローン運河に面しています。参詣は毎日可能ですが、
バーンプリー古代市場を楽しむなら平日よりも出店の多くなる土日と宗教上の祝日の方がお奨め。
詳細はバーンプリー役所 02-3373089へ。
●アクセス
  バンコクからバーンナートラート線沿いに進み、12㎞の里程標の所でUターン。
左車線に寄っておいて、並行して走る道路へ出る。
ロータス、チュラーラット病院を通り過ぎたら左手にバーンプリー、バーンプリーヤイナイ寺への標識が出ているので、そこを左折。
突き当たりを再度左折するとテーパーラット通りに出る。ビッグシーの駐車場を利用するか、もしくはバーンプリーヤイナイ寺に駐めることも可能。